投資家の野望

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2020年4月6日の株式市場

 

個人投資家の富岳です。

 

本日の株式市場、日銀は出ていなかったようです。

 

 

本日は9時前、取引開始直前に緊急事態宣言が発表される見通しとの

 

ニュースが入ってきましたが、

 

市場の反応は予想に反しポジティブなものでした。

 

4月6日

 

終値 +756.11円の 18576.30円

 

で取引を終えました。

 

まず、寄与度ランキングをチェックします。

 

ソフトバンクが7%以上上昇し寄与度上位トップですね。 

 

寄与度下位トップを見ると、2銘柄を除き上昇しています。

 

ほぼ全面高であったと分かります。

 

続いて空売り比率です。

 

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https://stock-marketdata.com/karauri.html

 

6日刻みなので先週4月3日(金)のデータですが、空売比率が落ちてきていますね。

 

買戻しが起きているのでしょうか。

 

実際、今日の上昇においては海外勢の買い戻しも指摘されています。

 

www.nikkei.com

 

海外勢が買戻しに動くきっかけになったであろうニュースがあります。

 

それが、5日に全米死者数の約半数を占めるニューヨーク州知事が記者会見で語った

 

「1日当たりの死者数は初めて前日より減った」との言葉です。

 

感染が山を越えたという見方が出始めました。

 

トランプ大統領もこれに言及し

 

5日の会見で

 

「良い兆候かもしれない」

 

「トンネルの先に明かりが見え始めている」

 

と述べています。

 

また後場にかけては、

 

米CNBCがロシアとサウジアラビア原油減産合意について「非常に近い」

 

とロシアのソブリン・ウェルス・ファンドの責任者の話として報道したことも

 

買いの支えとなっていました。

 

原油価格の安定のためにも早期の減産が望まれます。

 

 

 

緊急事態宣言の見通し発表からの

 

私は全く想定していませんでした。

 

金曜日の後場ダブルインバース1357を買い増していたぐらいです。

 

まだまだ精進ですね。

 

 

 

明日の日経平均の予想

 

 

本日、安倍首相は緊急事態宣言を明日発令すると表明すると同時に

 

経済対策案として明日、7日に第三弾の緊急経済対策を閣議決定し、


108兆円を予算として計上すると発表しました。

 

現段階での情報です。

 

 

 

内訳

 

納税や社会保険料の支払い猶予          26兆円

 

家庭、中小企業、個人事業主への現金給付     6兆円

家庭    30万(収入半減、

中小    最大200万

個人事業主 最大100万円   全て5月から

 

観光業へのキャンペーン

(国内旅行半額、観光施設で使えるクーポン券)  1兆円超

 

 

児童手当の受給世帯へ子供1人あたり1万円増額   不明

 

抗インフルエンザ薬「アビガン」の増産支援    

現在の3倍、200万人分の備蓄確保         不明

 

 

108兆、総額で名目GDPの約2割という額ですから

 

思い切った支援策が打ち出されました。

 

内訳には不明な点が多いですから明日の詳細な発表が待たれます。

 

この対策費の額を考えると、

 

トランプ大統領が総額約2兆ドル(約200兆円)におよぶ経済対策案を発表した際に

 

NYダウの暴落が落ち着いたように

 

明日の日経平均も上昇するとみて良いのではないでしょうか。

 

 

NYダウ平均株価、11時40分の値です。

 

 1000ドル以上上昇しています。

 

日経平均もこの流れを受けつけば1000円超の上昇となるのではないでしょうか。

 

1357を持っている私は真っ青です。

 

 

最後に今週のイベントです。

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NIKKEICNBC

 

今週は目立って大きな指標発表はありませんが、

 

FOMCの議事録やアメリ消費者物価指数3月などを注視しておきたいですね。

 

新規失業保険申請件数3/29~4/4も

 

急速に悪化しているアメリカの雇用状況の把握に役立つかもしれません。

 

 

※注意

 

今週、金曜日4月10日は

 

イースター前日、聖金曜日の祝日です。

 

アメリカ市場始め、欧州市場、アジア主要市場は休場です。